「小学校のPTA委員決め」そんなフレーズを聞くだけで、緊張感があるのは私だけでしょうか?
子どもの初めての小学校入学。
保育園からの友だちもなく、たった一人でスタートする小学校生活は、
嬉しい気持ちと同時に、不安な気持ちも大きい「未知の世界」でした。
前情報もほとんどなく臨んだPTAのリアルを包み隠さずお話しします。
小学校PTA☆役割
PTAはパイプ役として活動します
PTAの大きな役割は「パイプ役」です。
学校と保護者のパイプ役
運動会などでは、学校と連携して裏方として動きます!
一般の保護者にも仕事を割り振り、みんなで学校行事を盛り上げます。
地域と保護者のパイプ役
保護者は地域活動への参加をし、地域との連携を持ちます!
安全パトロールや日々の見守りなど、地域の方の協力は不可欠です。
子どもと子ども・子どもと保護者のパイプ役
ドッチボール大会やゲーム大会など、みんなで楽しめる企画・進行をします。
子どもの成長に触れられる良い機会となります。
PTAの「委員」と「役員」の違いは?
クラスの中から1~2人選出されるのが「委員」です。
じゃあ、「役員」て誰がやるの?
「委員」と「役員」て違うの?
わかりやすく言っちゃえば「役員」は、PTAの偉い人たち!のことです。
「PTA会長」や「PTA副会長」・「書記」・「会計」など、全PTAの総括です。
入学式とか卒業式とかでPTA代表の挨拶をする人が、「PTA会長」です!
(うちの学校はそうでした!)
決まらない場合は、委員の中での地獄の話し合いです!(泣)
でも、だいたい仲良しママさんグループで役員を引き受けてくれていました。
「どうせやるなら、知らない人とやるより、気が合うメンバーでやった方が良い!」からだそうです。
大変な役まわりを引き受けてくださって、感謝!感謝!です。
小学校PTA☆委員決め!
「PTAの委員は、できれば逃れたい!」と思ってしまいます。
なぜなら・・・
- 仕事をしているから
- 小さい子どもを抱えているから
- 介護があるから
- 人前で話すことや人と関わることが苦手だから
PTAの委員をできない理由は、人それぞれです。
PTAの委員決めがスンナリいくわけない事は、
学校も役員さんたちも、想定内です。
投げかけと逃げ道の阻止は、事前にされているんです。
- 委員決めに欠席の場合でも、くじ引きは代理で他者が引きます
- 委員をきょうだい関係で引き受けたことがある人は、いつどの子どもで受けたのかを記入
- 委員を受けられない人は、その理由を記入
※ただし、仕事やきょうだいは理由にならない
だから、立候補者がいない場合は、
全員、くじ引きをするしかないんですね
- PTAの委員は、子どもが3~4年生の頃までに、やってしまった方が良いです。
- 子どもが低学年のうちに、ママ友同士で委員に立候補する人も多いです。
- 高学年になると、委員の中での役割も大変なものがまわってくることが多いとか。
- 子どもが6年生だと、卒業式や謝恩会・卒業アルバムなど仕事が増えます。
☆合わせて読みたい☆
小学校PTA☆6年生はフルタイムで働く親ばかり
「仕事は、委員をやれない理由になりません!」
そう言われても・・・
実際、フルタイムで働いていると、平日に仕事を休むのは難しいです。
PTAの委員を、のばしのばしにしているうち、子どもも6年生。
5年生最後のクラス懇談会は辛かった!!
6年生のPTA委員決めは!
「まだ、委員をやったことがない人は、手を挙げてください」
から始まりました。
手を挙げたのは4人!
当然、6年生まで委員を引っぱってしまったのは、みんな理由があったから。
全員フルタイムで仕事をしていました。
クラス全員の保護者の前で、
まるで悪いことをして、責められているような感覚を受けました。
4人のうち3人が委員をやることになりました。
小学校PTA☆月1回の定例会
PTAの定例会は月に1度、午後の1時間程度です。
その他、広報や郊外委員など分担された役割ごとの担当者会議もあります。
ハッキリ言って、ムリです!
そんな中、初回の定例会で・・・
定例会の回数や時間帯を見直してもよいのでは?
勇気ある発言をした働くママさんがいました。
ボスママの一喝!
もう誰も言い返せない雰囲気になってしまいました。
定例会と担当者会議は、見直されることはなく例年通りのやり方で実施することになりました。
定例会は、意見することも許されない雰囲気。
私にとって、月1回の定例会は・・・
ボスママの鋭い視線がとぶ恐怖の定例会でしかありませんでした。
小学校PTA☆話しが違う
「出られる時だけでいいって言ったでしょ!!」
と、カチンとした話しです。
やはりフルタイムでの仕事をもっていると、
平日1時間のために仕事を抜けるって結構、ハードルが高いです。
シングルで子育てと仕事を頑張っているママがいました。
早朝から、夜遅くまで働いていてお休みもとれない。
だから、そのママは勇気をもって最初に言ったんです。
資料づくりなどできる仕事をやらせてください。
言葉通り、定例会の欠席が続きました。
ボスママとママたちは、陰口のオンパレード!
- いない人の悪口で盛り上がる
- みんなに一瞬で情報が伝わっていく怖さ
そんなママ友軍団の一面を目の当たりにして・・・
「話しが違うじゃん!」と腹立たしく心の中で思いながらも
何も言えなかった自分自身に一番、腹がたちました。
高学年になると、パートやアルバイトで働くママも意外と多いです。
「明日、休むって言っとく」「私も休める」と仕事に融通がきくママもいます。
でも「急に休める人ばかりじゃない。むしろムリでしょ!」というママもいます。
相手の状況を理解しようとするって、
とても大事ですよね。
小学校PTA☆担当者会議もち方改善
私は、広報担当になりました。
ラッキーなことに、担当者はみんないい人ばかりでした!
「担当者会議のもち方を見直そう!」と意見が一致。
- 必要な時だけ会議を開く
- できるだけメールか電話で情報共有をする
- できる人ができる仕事をする
- 取材や執筆・資料作成・印刷など分担すれば、一堂に集まらなくても良い
本当に、ありがたい!と感じたメンバーでした。
大変なPTAも「お互いに助け合ってやっていければ負担感も減るんだな~」と実感しました。
小学校PTA☆本末転倒
私は、PTA定例会や担当者会議・分担された仕事など、できる限りやるよう努めました。
他のママたちに、迷惑をかけたくなかったからです。
PTAの集まりのために、仕事で早退をもらいました。
そのかわり、小学校6年生の授業参観は一度も行くことが出来ませんでした。
子どもに事情を話し、納得してもらいました。
・・・・・。
「ごめんね」
「子どもが大事なら、親が集まるのは当然ですよね!」と、言いきったボスママ。
何も反論できなかった結果、一番大事にしなければいけなかったわが子に、一番かわいそうな思いをさせてしまいました。
ならないよう、気をつけてくださいね。
ボスママの子どもが卒業した今、PTA定例会のもち方も見直しされたそうです。
みんなボスママが怖くて、意見できなかったんですね。
「本当に子どものため」と思うなら、ママたちのPTA活動は、親子共々、幸せになれるもの
じゃないと意味がありませんよね。
小学校PTA☆ポイント制の導入
友だちの小学校はPTA活動がポイント制だそうです。
ポイント制とは、「できる時にできる活動に参加すればいい!」という制度です。
例えば・・・
- 校内・校外の草取り
- 花壇の整備
- 学校行事の手伝い
- 地域のパトロール
- 旗振り・・・など
内容ごとにポイント数が決まっていて、設定された合計ポイントがたまったら終了です。
続けられるPTA活動がいいですね。
コロナで変化してきたPTA活動
保護者に大きな負担となっているPTA活動。
コロナ渦にある今、小学生も・・・
- 分散登校
- 少人数制の授業
- 個別対応…など
学校のあり方が変化してきています。
PTA活動も同様です。
密を避けるため、定例会や仕事のやり方も変わってきているのではないでしょうか?
- 今まで、必要だから!と行ってきたことも、実はそんなに必要ではなかった。
- 工夫次第で、簡素化することが可能だった。
そんなことに気づき、PTA活動を見直している学校も多いことでしょう。
ボランティアとして、PTA活動を取り入れ始めた学校もあります。
本来のPTA活動ですよね。
まとめ
🌸PTAの大きな役割は、学校や子ども・保護者との「パイプ役」です。
🌸「委員」はクラスの中から選出されます。「役員」は、会長や副会長など、全PTAの総括をする人たちのことです。
🌸PTA定例会は、ボスママの意見に誰も反発できない雰囲気です。
🌸PTAの委員を、低学年のうちにやってしまうママたち。6年生の委員は、フルタイムで仕事をしているママたち。
🌸定例会の欠席すると、陰口を言われてしまうことも・・・。
🌸半強制的ではなく「できる人が出来る時に!」が実践されてこそが、本来のPTA活動です。
コロナ渦で、学校のPTA活動のあり方が、見直されつつあります。