「ママがいい~」と、子どもたちの泣き声が響きわたるのが保育園の春の風景です。
そして、新入園児は「慣らし保育」がスタートします。
初めての保育園生活は 親子共々、不安!不安!不安!の嵐ですよね。
そんなママパパに・・・
「慣らし保育ってどんな感じなの?」
「子どもはママパパと別れたあとって、どんな風に過ごしているの?」
ママパパと別れた後の子どもの様子や、保育士の関わりを、ちょっとのぞいてみたい人におすすめの記事です。
大丈夫かな。
慣らし保育ってどんな感じなの?

親子で、保育園生活に慣れるためにあるのが「慣らし保育」です。
保育園での様子がよくわからないって不安ですよね。でも、少しわかると安心です!
ここでは、「慣らし保育ってこんな感じです!」と、外から見えない保育園の内側をご紹介したいと思います。
慣らし保育の期間
だいだい1~2週間くらいが目安です。
慣らし保育のすすみ方
初日は1時間くらいから開始します。
Step1☆朝からお昼ごはん前まで過ごしてみましょう。
Step2☆お昼ごはんを食べてみましょう。
☆離乳食は、家庭で食べている形態からスタートします。
☆はじめて食べる食材は、アレルギーなどの心配があるので、保育園で食べる前に、まず家庭で食べてもらいます。
☆はじめて保育園で食事をする時は、ママパパと一緒に食べる保育園もあります。離乳食の大きさやかたさ、味などみてもらいます。

Step3☆お昼寝をしてみましょう。
Step4☆おやつを食べてみましょう。
Step5☆夕方まで1日保育園で過ごしてみましょう。
目安は2週間。子どもの様子に合わせ、少しずつ時間がのびていきます。
🌸飲まず食わずでは時間はのびません🌸
ずっと泣いていて「ミルクや水分をまったくとってくれない」「ご飯をまったく食べてくれない」という子もいます。
ママパパがいない知らない場所で、知らない人からなんて「食べないぞ!」とがんばる子もいます。
飲まず食わずの子を夕方まで1日預かるのは、なかなか難しいです。子どもがかわいそうだし、心配です。
そんな時は・・・
- ママパパの仕事復帰まで余裕があるようなら、子どもに合わせゆっくり慣らし保育をすすめます。
- できるだけ同じ保育士が関わり、1対1の信頼関係を築きます。安心できるとミルクも離乳食もとれるようになります
🌸お昼寝🌸
お昼寝は、イチバン子どもの不安な気持ちが表れやすい時間です。
日中は機嫌よく遊んで、お昼ごはんも食べられるのに、保育士がお昼寝の準備をはじめると、泣き出してしまう子もいます。
眠れても、短時間で起きてしまい泣き続ける子もいます。
保育士はママパパから、子どもの眠るときのくせを事前に聞き、安心して眠れる環境づくりをします。
「お昼寝をしてみましょう。途中で起きたらお電話しますので、お迎えにきてください。」と、最初のうちは言われます。
ママパパは、きっと「いつ電話がくるかな」と思いながら待機していますよね。
でも「今日は、電話がこなかった!ちゃんとお昼寝できたんだ!」という日が必ずやってきます。

慣らし保育☆朝の支度・子どもを預けます
🌸9:00ごろ、親子で登園します。
🌸朝の支度をします。
タオルやエプロン、おたより帳など、持ち物を所定の場所にだします。
🌸保育士に子どもを預けます。
その時、視診(※子どもの健康観察のこと)をします。
連絡先は、ママの携帯でいいですか?
よろしくおねがいします。いってきまーす。
いかない日もあるよ。
- 「これから保育園に行くんだ!」とわかり家から号泣が始まる。
- 保育園には到着したものの、ママパパとのお別れを察して、玄関からすでに大泣き。なかなかお部屋までたどり着けない。
- ママパパに「おいていくな!!」と必死に訴え、朝の支度もはかどらない。
- 昨日までは泣いていなかったのに、今日から泣き始めたよ~。(自分のおかれている状況に、あとから気がつく子もいます。)
それでも、なんとか子どもを保育士に預けます。
保育士は子どもがどんなに泣いていても「いってらっしゃ~い」と、ママパパを笑顔で送りだしてくれることでしょう。
ママパパは、後ろ髪をひかれても「お願いします」と、わりきって保育士に子どもを預けましょう。ママパパの姿が見えなくなると、子どもは気持ちを切り替えられます。
慣らし保育は、しばらくの間は、毎日、そんなことを繰り返しながら進んでいきます。
でも、少しずつ慣れていくので大丈夫ですよ。

保育園で子どもって、どんな風に過ごしているの?
慣らし保育☆子どもと保育士のかかわり
🌸朝のおやつ・おむつ交換が終わると、お天気が良ければ園庭で遊んだり、お部屋で好きな遊びを楽しんだりします。
ママパパと別れたあとの子どもは・・・
「ずっと泣き続ける子」
「午前寝する子」
「おもちゃで遊び始める子」と、さまざまです!
そんな子どもたちに保育士は・・・
その子の気持ちに寄り添います。

「ママパパがいいね。すぐお迎えに来てくれるよ。先生と一緒に、待っていようね。」
「抱っこする?」
「お外に行ってみようか」
好きな遊びを一緒に楽しみます。

大勢の中のひとりではなく、1対1の関係を大切にします。
おむつ交換や食事、着替え、お昼寝など生活面を、流れ作業のようには行いません。
できるだけ同じ保育士が関わり、信頼関係を築いていきます。
「きれいにしようね」「おいしいね」・・・
笑顔で、優しく言葉かけをしながら、丁寧に関わります。

今日も泣いてる、全然慣れない、他の子は泣かなくなってる・・・保育時間がなかなかのびない・・・(涙)と、焦ってしまうこともあるかもしれません。
でも、安心してください。
保育士は子どもの小さな変化を見つける名人です。
同じように泣いているように見えても・・・
- 泣いている時間が昨日より、短くなっているかも。
- 泣きながらも、周りの様子を見る余裕がでてきたかも。
- 安心できる保育士や場所を、見つけられたかも。
そして、ママやパパに言ってくれることでしょう。
「元気でしたよ」
「今日は、抱っこからおりて、好きな遊びを楽しめましたよ」
「お歌をうたうと、ご機嫌で体を揺らしていましたよ」
「お友だちとかけっこして遊びましたよ」・・・
ママやパパも、子どもと同じ気持ちで頑張っていることを、保育士は、知っています。
だから、親子が離れている間、子どもがどんな風に、保育園で過ごしていたかを、たくさんお話ししたいのです。
初めての保育園生活、慣らし保育は不安も多いと思います。
そんな時は・・・
心配事やわからないことは、何でも保育士に聞きましょう。
慣らし保育中ママパパがしていた工夫
でも、子どもと離れているとやっぱり寂しいなあ
だから親子の時間を大切にしました!
保育園の帰り道は、のんびりお散歩またはドライブタイム💛
ドライブと言っても車ではありません。
徒歩だったり、自転車だったり。
景色を楽しみながらの親子散歩や自転車ドライブは幸せ時間です。
風も心地良い。
少し遠出をしたり、公園に寄ったり・・・。
保育園帰りのお楽しみがあると、子どもも楽しみに通園してくれるかなと思いました。
・・・とはいえ、体力不足の私は坂道を避けるコース限定(笑)
そして、一大決心!親子ドライブを盛り上げるため&運動不足解消のため、
だけど保育園の送迎期間しか使わないはず!
購入は勿体ないのでサブスクを利用するママさんもいますよ。


まとめ
保育園を信頼しましょう
「慣らし保育ってどんな感じなの?」
「子どもはママパパと別れたあとって、どんな風に過ごしているの?」と、不安になりますよね。
でも、不安になのは当たり前です。
それは、保育園のことがよくわからないから!
保育園のことをよく知るためにも、親子で保育園生活に慣れるためにも「慣らし保育」があるのです。
保育園生活を安心して送るためのpointは・・・
「保育園を信頼する!」ということです!
🌸登園したら、ママパパはわりきって子どもを保育士に預けましょう。
🌸心配事やわからないことは、何でも保育士に聞きましょう。
保育士は、保育のプロです。
何より子どもの幸せを願っています。
楽しそうに遊んでいるんだなぁ
まだ帰らない!って言うのよ~(汗)
少しだけ早めにお迎えに行って、そっとお部屋をのぞいてみてください。
笑顔いっぱいで、楽しそうに遊んでいる我が子の姿が見られるかもしれませんよ。
子どももママパパも、笑顔で安心して保育園生活が送れますように💛