モンゴルは、どこまでも続く草原やゴビ砂漠、遊牧文化など、日本ではなかなか体験できない魅力がある国です。
テレビドラマや旅行番組で壮大な景色を見て、
「モンゴルの治安は大丈夫?」
「日本から直行便で行ける?」
「どんな観光スポットがあるの?」
と気になっている方も多いのではないでしょうか。
ドラマ「VIVANT」をきっかけに、広大な草原や砂漠の風景に興味を持った方もいるかもしれません。VIVANT第2シーズンについては、登場人物の相関図や別班・公安・テントの関係を紹介した記事もあわせてご覧ください。
モンゴルは日本の約4倍もの広さがあり、首都ウランバートルだけでなく、大草原や砂丘、歴史的な寺院など、地域によって異なる景色を楽しめます。
一方で、ウランバートル市内ではスリ被害が報告されているほか、郊外での乗馬や長距離移動では安全面への注意も必要です。
この記事では、モンゴルの治安や日本からの行き方、おすすめの観光地、旅行前に気をつけたいことをわかりやすく紹介します。
※この記事は2026年7月時点の情報をもとに作成しています。航空便、入国条件、現地の治安状況は変更される場合があるため、出発前に航空会社や外務省などの公式情報をご確認ください。
モンゴルはどんな国?
モンゴルは、中国とロシアに囲まれた東アジアの内陸国です。
面積は約156万4,100平方キロメートルで、日本の約4倍あります。
人口は約359万人で、そのうち約半数が首都ウランバートルに暮らしています。国土が広い一方で人口が少なく、世界でも人口密度が低い国のひとつです。(外務省)
基本情報をまとめると、次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 国名 | モンゴル国 |
| 首都 | ウランバートル |
| 面積 | 約156万4,100平方キロメートル |
| 人口 | 約359万人 |
| 公用語 | モンゴル語 |
| 通貨 | トゥグルグ |
| 日本との時差 | 原則として1時間 |
| 主な宗教 | モンゴル仏教など |
モンゴルの国土は、草原だけではありません。
北部には森林や湖が広がり、中央部には草原地帯、南部にはゴビ砂漠、西部には山岳地帯があります。
同じ国の中でも、訪れる地域によってまったく異なる景色を楽しめるのが魅力です。
モンゴルの治安は大丈夫?
モンゴルは観光旅行ができる国ですが、日本と同じ感覚で行動するのは避けた方がよいでしょう。
特に首都ウランバートルでは、混雑した場所や観光地、商業施設などでスリや置き引きに注意が必要です。
在モンゴル日本国大使館は、2026年6月にもウランバートル市内で発生したスリ被害を案内しています。旅行者は、バッグや財布、スマートフォンの管理を徹底する必要があります。(在モンゴル日本国大使館)
ウランバートルで気をつけたい犯罪
旅行中は、次のような被害に注意しましょう。
- スリ
- 置き引き
- ひったくり
- タクシー利用時のトラブル
- 夜間の路上でのトラブル
人が多い市場やバス、観光施設では、バッグを体の前に持つと安心です。
財布やスマートフォンをズボンの後ろポケットに入れたり、荷物を椅子に置いたまま離れたりしないようにしてください。
夜間の単独行動は避ける
日が暮れてからの徒歩移動や、慣れない場所での単独行動は避けた方が安心です。
特に人通りの少ない道や暗い場所を歩かず、ホテルや旅行会社にタクシーを手配してもらうなど、安全な移動手段を利用しましょう。
現地の治安状況は変わる可能性があるため、出発前や滞在中は外務省の海外安全情報も確認してください。(安全情報ポータル)
モンゴル旅行で気をつけたいポイント
モンゴル旅行では、市内観光だけでなく、草原や砂漠でのアクティビティを楽しむ方も多いでしょう。
ただし、都市部とは異なる注意点があります。
貴重品を分散して持つ
現金やカードをひとつの財布にまとめず、複数の場所へ分けて持つと安心です。
パスポートのコピーや航空券の情報も、紙とスマートフォンの両方に保管しておくと、万が一のときに役立ちます。
正規のタクシーや送迎を利用する
空港や市内を移動するときは、ホテルや旅行会社が手配する車、正規のタクシー、信頼できる配車サービスを利用しましょう。
料金や行き先は、乗車前に確認しておくと安心です。
乗馬体験では無理をしない
モンゴルでは、草原での乗馬体験が人気です。
一方で、在モンゴル日本国大使館は、日本人旅行者の落馬事故についても注意を呼びかけています。(在モンゴル日本国大使館)
乗馬をするときは、
- ヘルメットなどの安全装備を着用する
- 初心者であることをガイドに伝える
- 馬に不用意に近づかない
- ガイドの指示に従う
- 体調が悪いときは無理をしない
などを心がけましょう。
たびレジへ登録する
海外旅行へ出かけるときは、外務省の「たびレジ」に旅行日程や連絡先を登録しておくと、現地の安全情報や緊急時の案内を受け取れます。
在モンゴル日本国大使館も、短期旅行者にたびレジへの登録を案内しています。(在モンゴル日本国大使館)
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日本からモンゴルへの行き方
日本からモンゴルへは、直行便または乗り継ぎ便を利用して向かいます。
東京からウランバートルへの直行便
2026年も、モンゴルの航空会社MIATモンゴル航空が、ウランバートルと東京を結ぶ路線を案内しています。(MIAT Mongolian Airlines)
一般的には、成田空港からウランバートルのチンギスハーン国際空港まで、直行便で約5時間30分が目安です。
ただし、運航日や時刻、発着空港は季節によって変わる場合があります。
必ず予約前に、航空会社や空港の公式サイトで最新の運航状況を確認してください。
大阪からの路線が運航される場合もある
MIATモンゴル航空の公式サイトでは、2026年夏季にウランバートルと大阪を結ぶ路線も案内されています。運航期間が限られる可能性があるため、関西方面から出発する場合は最新の時刻表を確認しましょう。(MIAT Mongolian Airlines)
乗り継ぎ便で行く方法
直行便の日程が合わない場合は、韓国や中国などを経由してウランバートルへ向かう方法もあります。
乗り継ぎ便は選択肢が増える一方で、移動時間が長くなったり、乗り継ぎ地の入国条件を確認する必要があったりします。
航空券を予約するときは、
- 乗り継ぎ時間
- 預け荷物の受け取り
- ターミナルの移動
- 乗り継ぎ国の入国条件
まで確認しておくと安心です。
モンゴル旅行におすすめの時期
モンゴル旅行で特に人気が高いのは、6月から9月頃です。
夏は比較的過ごしやすく、草原の緑や青空を楽しみやすい季節です。
ただし、日中は暖かくても、朝晩は気温が下がることがあります。
薄手の服だけでなく、羽織れる上着や雨具も準備しておきましょう。
冬は氷点下になる日が多く、厳しい寒さが続きます。
雪景色や冬ならではの体験を目的に訪れる方もいますが、防寒具や移動手段を十分に準備する必要があります。
夏に行われるナーダム祭
モンゴルでは、夏にナーダム祭が開催されます。
モンゴル相撲、競馬、弓射などの伝統競技が行われる大きな行事です。
開催時期は航空券や宿泊施設が混みやすいため、祭りに合わせて旅行する場合は、早めに予約した方がよいでしょう。
ウランバートル市内のおすすめ観光地
モンゴル旅行の玄関口となるのが、首都ウランバートルです。
歴史や宗教、文化に触れられる観光スポットがあります。
スフバートル広場
スフバートル広場は、ウランバートル中心部にある大きな広場です。
周辺には政府庁舎や劇場などがあり、市内観光の出発地点としても利用しやすい場所です。
旅行会社やガイドブックによっては、チンギス・ハーン広場と案内されることもあります。
ガンダン寺
ガンダン寺は、ウランバートルを代表するチベット仏教の寺院です。
境内には大きな仏像があり、祈りをささげる人々の姿を見ることができます。
寺院を訪れる際は、現地の信仰やマナーを尊重し、大声で話したり、許可なく撮影したりしないようにしましょう。
ボグド・ハーン宮殿博物館
ボグド・ハーン宮殿博物館は、かつての宮殿を利用した博物館です。
建物や宗教美術品、当時の生活に関する展示などを通して、モンゴルの歴史を学べます。
ザイサンの丘
ザイサンの丘は、ウランバートル市街を見渡せる展望スポットです。
中心部から少し離れていますが、街並みや周辺の山々を眺められます。
階段が多いため、歩きやすい靴で訪れるのがおすすめです。
モンゴル国立博物館
モンゴル国立博物館では、古代から現代までの歴史や民族衣装、遊牧文化などを学べます。
モンゴルの歴史を知ってから郊外観光へ向かうと、寺院や遺跡をより理解しやすくなるでしょう。
ナラントール市場
ナラントール市場では、衣類や日用品、食料品、モンゴルらしい雑貨などが販売されています。
現地の生活を感じられる場所ですが、混雑時にはスリや置き引きに注意してください。
荷物は体の前に持ち、貴重品を出したまま歩かないようにしましょう。
ウランバートル郊外のおすすめ観光地
ウランバートルから少し足を延ばすと、モンゴルらしい草原や大自然を体験できます。
ゴルヒ・テレルジ国立公園
ゴルヒ・テレルジ国立公園は、ウランバートル郊外の人気観光地です。
草原、岩山、森林などが広がり、ゲル宿泊や乗馬体験を楽しめるツアーもあります。
都市部とは気温や設備が異なるため、防寒着、雨具、常備薬などを準備しておくと安心です。
チンギス・ハーン騎馬像複合施設
ウランバートル郊外には、巨大な騎馬像が建つ観光施設があります。
館内には展示施設や展望スペースなどがあり、モンゴルの歴史や文化に触れられます。
ゴルヒ・テレルジ国立公園と組み合わせた日帰りツアーも多く見られます。(阪急交通社)
ゲル宿泊体験
モンゴルの伝統的な移動式住居であるゲルに泊まることもできます。
観光客向けのゲルキャンプでは、食事やトイレ、シャワーなどの設備が用意されている施設もあります。
ただし、施設によって設備や暖房、電源の状況が異なります。
予約前に、
- トイレやシャワーの有無
- 暖房設備
- 充電設備
- 食事内容
- 送迎方法
を確認しておくと安心です。
カラコルム周辺のおすすめ観光地
カラコルムは、モンゴル帝国時代の歴史に触れられる地域です。
ウランバートルから距離があるため、現地ツアーや周遊旅行を利用する方が多いでしょう。
エルデネ・ゾー寺院
エルデネ・ゾー寺院は、モンゴルを代表する仏教寺院のひとつです。
白い仏塔に囲まれた景観が特徴で、モンゴルの歴史や仏教文化を感じられます。
カラコルム博物館
カラコルム博物館では、周辺の遺跡から発見された品や、かつての都市に関する展示を見ることができます。
寺院とあわせて訪れると、カラコルムの歴史をより深く知ることができます。
オルホン渓谷
オルホン渓谷は、草原や川、歴史的な遺跡が広がる地域です。
移動距離が長く、道路状況によって時間がかかることもあります。
個人で無理に移動するより、現地事情に詳しいガイドや旅行会社を利用すると安心です。
ウラーン・ツタガランの滝
ウラーン・ツタガランの滝は、オルホン渓谷周辺にある自然スポットです。
水量は季節や天候によって変わります。
足元が悪い場合もあるため、滑りにくい靴を用意しましょう。
ゴビ砂漠のおすすめ観光地
モンゴル南部に広がるゴビ地方では、砂丘や岩山、渓谷など、草原とは異なる景色を楽しめます。
ウランバートルから遠いため、国内線や車を組み合わせたツアーが一般的です。
ホンゴル砂丘
ホンゴル砂丘は、ゴビ地方を代表する大きな砂丘です。
砂丘に登ったり、ラクダに乗ったりする体験ができる場合もあります。
砂地は歩きにくく、日差しも強いため、
- 帽子
- サングラス
- 日焼け止め
- 飲料水
- 歩きやすい靴
を準備しましょう。
バヤンザグ
バヤンザグは、赤茶色の崖や荒野が広がる場所です。
恐竜の化石が発見された地域としても知られています。
夕方は景色が赤く染まり、時間帯によって異なる雰囲気を楽しめます。
ヨリーン・アム
ヨリーン・アムは、ゴビ地方にある渓谷です。
夏でも場所によって氷が残ることがあるとされ、砂漠のイメージとは異なる景色が見られます。
天候や道路状況によって観光できない場合もあるため、現地ガイドの案内に従いましょう。
モンゴル旅行に必要な日数は?
ウランバートル市内と郊外の観光を楽しむ場合は、5日程度がひとつの目安です。
ただし、移動日を考えると、実際に観光できる日数は限られます。
旅行の目的別では、次のような日程が考えられます。
| 旅行日数 | 観光内容の目安 |
|---|---|
| 4~5日 | ウランバートル市内と近郊 |
| 6~7日 | 市内、テレルジ、カラコルム周辺 |
| 8日以上 | ゴビ砂漠や複数地域を周遊 |
モンゴルでは都市間の距離が長く、道路状況によって移動時間が変わることがあります。
観光地を詰め込みすぎず、余裕のある日程を組みましょう。
モンゴル旅行前に確認しておきたいこと
出発前には、次の項目を確認しましょう。
パスポートと入国条件
パスポートの残存期間や観光目的の入国条件は、変更される場合があります。
旅行会社やモンゴル当局の公式情報、航空会社の案内を確認してください。
海外旅行保険
モンゴルでは、都市部を離れると医療機関まで距離がある場合があります。
落馬、けが、体調不良、航空便の遅延などに備え、海外旅行保険への加入を検討しましょう。
特に乗馬やラクダ乗りなどのアクティビティをする場合は、補償対象になるか事前に確認しておくことが大切です。
現金と支払い方法
ウランバートル市内ではカードが使える店もありますが、郊外や市場、ゲルキャンプでは現金が必要になる場合があります。
必要以上の現金を持ち歩かず、少額ずつ分けて管理しましょう。
服装
モンゴルは昼夜の寒暖差が大きいため、重ね着できる服装が便利です。
夏でも朝晩は冷えることがあるため、上着を用意しましょう。
草原や砂漠を訪れる場合は、歩きやすい靴、帽子、日焼け止め、雨具もあると安心です。
通信環境
ウランバートル市内では通信しやすい場所が多い一方、郊外や砂漠では電波がつながりにくいことがあります。
現地SIMやWi-Fiの利用方法、緊急連絡先を事前に確認しておきましょう。
モンゴルの治安や行き方に関するよくある質問
モンゴルは女性の一人旅でも行ける?
一人旅もできますが、夜間の徒歩移動や郊外への個人移動は慎重に判断しましょう。
初めて訪れる場合は、空港送迎や郊外ツアーを旅行会社へ依頼すると安心です。
モンゴルでは日本語が通じる?
日本語が通じる場所は限られています。
ホテルや観光施設では英語が通じる場合もありますが、簡単なモンゴル語や翻訳アプリを用意しておくと便利です。
モンゴル旅行では何泊必要?
ウランバートルと近郊だけであれば、3泊5日程度の旅行商品もあります。
カラコルムやゴビ砂漠まで訪れる場合は、移動日を含めて6日以上あると、余裕を持ちやすいでしょう。
モンゴルでは水道水を飲める?
旅行中は、未開封のミネラルウォーターを利用すると安心です。
氷や生ものにも気をつけ、体調に不安がある場合は無理をしないようにしましょう。
モンゴルへの直行便はある?
2026年7月時点では、MIATモンゴル航空がウランバートルと東京を結ぶ路線を案内しています。季節によって大阪路線が運航される場合もあります。(MIAT Mongolian Airlines)
運航日は変更される可能性があるため、予約前に公式サイトをご確認ください。
モンゴルの治安・行き方・観光情報まとめ
モンゴルの治安や日本からの行き方、おすすめの観光地について紹介しました。
ポイントをまとめると、次のとおりです。
- モンゴルは日本の約4倍の広さがある
- 日本からウランバートルへの直行便が運航されている
- ウランバートル市内ではスリや置き引きに注意する
- 夜間の単独行動は避け、安全な交通手段を利用する
- 乗馬体験ではガイドの指示と安全装備を確認する
- 夏は草原や郊外観光を楽しみやすい
- テレルジ、カラコルム、ゴビ砂漠など見どころが多い
- 出発前に外務省、航空会社、入国管理当局の最新情報を確認する
モンゴルは、広大な草原や砂漠、歴史ある寺院、遊牧文化など、ほかの旅行先では味わいにくい体験ができる国です。
一方で、日本とは交通事情や治安、気候が異なります。
余裕のある日程を組み、貴重品管理や移動手段に気をつけながら、モンゴルならではの景色や文化を楽しんでくださいね。
\大草原とゴビ砂漠を巡るモンゴル旅行へ♪/

